治療始まる [歯の治療]
一応、お断りしておきますが、この話はもう10年以上前のことなので、センターの初診のときのシステムとか、治療のスケジュールとかは大きく変わっている可能性が大です。
この「都立心身障害者口腔保険センター」では歯科医師や衛生士さんの研修を行っていて、その研修のチームに治療してもらうということで、毎週木曜日に通うことになった。
そうでないと、ここは毎週治療という予約がいれられないほど混んでいる。
通常なら、奥歯全滅のともくんの治療は何ヶ月かかることか・・。
研修といっても、それぞれの地域で診療をしている歯科医師・衛生士さんたちで、指導の先生が背後に控えているという状況。
本格的な治療の前に、歯のレントゲン写真を撮ることになった。
当然暴れるので、ハハが一緒に部屋に入るつもりでいたら、検査技師さんがともくんをだっこして入ってくれた。すっごくありがたいし、申し訳ない。
ともくんが、かなり緊張するのと、抵抗して暴れることを予想して、毎回全取っ替えできるように、着替えを持っていく。
通常の歯科医院と違って、ここでは研修の人+センターのスタッフと人手がそろっているので、多少動いても、縛ったり、ネットで押さえなくても、二人くらいで少し胴体や足を抱えるように制御することでなんとかなるのがありがたい。
しかし、ここは親が「治療してね、はい、おまかせ〜」ではすまないところだったのだ。つづく。
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