抜歯の後は抜糸 [歯の治療]
痛み止めのロキソと抗生剤を三日分もらって、左側だけで噛むように言われて帰宅。
あまり食べられないんじゃないかと思って用意しておいたプリンは、単なるオヤツ。
しっかりラザニアを夕食にペロリ!
これじゃ、やせない・・・。
本人的には、刺激物は避けるようにとのことだったので、ラザニアにタバスコかけるのとか、カレー食べるのを「がまん」したらしい。
親知らずを抜いてから一週間、大江戸線で飯田橋へ。
大江戸線の駅の天井には、緑色のヘンなオブジェ風のものが・・。そこに蛍光灯がついているんだけど、後で改修とか掃除とかするときに結局やりにくいだけなのではないかと思う。
ともかく、口腔保健センターへ。
抜糸は、二針だけなので、ちょっと切って終了。
ともくんの親知らずは、かなり根っこがしっかりしていて、普通の奥歯と同じくらいあって、抜くのがちょっと大変だったそう。実はハハも昔抜いたときに同じ事を言われたんだが・・。まっすぐ生えていれば、なにかと役に立ちそうなんだけどね。
もしものときの親知らず
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/karadaessay/20080606-OYT8T00455.htm
よくがんばったね〜と、ほめられて、今回は終了。
その後入った店で、辛口ナスミートスパなるものを食べる。
ハハが知ってる親知らず [歯の治療]
そこで、以前から言われていたんだけど、下の親知らずが横向きにはえているので、抜いた方が良いという話に。
ちょっと歯茎を切開して、一度には抜けないだろうから、半分に切って抜くから時間がかかることなんかを説明してもらう。
どうする?とともくんに尋ねると、「抜く!」となぜかやる気。
まあ、衛生士さんに歯磨きしてもらっている間、考えておいてねということになり、少し時間が経つにつれ、不安になってきたのか、
「Tおじさんみたいに全身麻酔?」
Tおじさんというのは、父ちゃんの弟で、去年心臓のバイパス手術を受けたんだけど・・・そんなおおごとじゃないわい!
「手は切らない?」
(^_^;)・・基本的に話が違うんだけど・・・心配なら抜かなくてもいいんだよと衛生士さんとハハで話すんだけど、「抜く!」
んじゃ・・ってわけで、口腔外科の先生の来る日に予約取ってくださいと、その日は終わる。
当日まで、ともくんの心配は、夕飯が食べられるか。翌日の朝食が食べられるか。
父ちゃん曰く。
「ちょっと食べられない方がやせるんじゃないかい?」
たしかに・・・(-_-)
あと、ともくんは、抜いた歯は検査にだすのかと聞いてくる。
そういえば、手の骨が手術で取った後どうなるかQ先生に聞いたら、「検査に出す」と言われていたけど・・。親知らずなんか検査しないでしょ?
で、抜歯の日になった。
今回は、開口器を左側につけて、右下を抜歯。
最初、麻酔の注射をするときが一番騒ぎでかい。にがいんだって。
で、ともくんは唾液を気にするヤツなので、マメに吸い取ってくださいと頼んでスタート。
ちょこっと歯茎を切って、歯の上の部分をゴリゴリと破壊?していく。
で、下半分を抜く。
一時間くらいかかるかと覚悟していたんだけど、30分くらいで終了。
抜いた歯をもらえるか聞いたら、消毒して、袋に入れてくれた。
あとは、傷口を縫って、一週間後に抜糸だって。
終了後待合室でのともくん。疲れてる・・。汗だくだったんで、着替えました。
抜いた歯の写真。苦手な人はスルーするように。
カッチンする? [歯の治療]
今度は治療の予約を入れていたので、飯田橋へ。
左上の奥歯が小さな虫歯で、ここを治療することに。
ともくん、必ず確認。
「注射する?」
「今日はするよ〜。」
さらに、「カッチンする?」
これ、先生もわからなかったんだけど、以前書いたラバーダム のこと。
先生は、虫歯が小さいから必要ないと思っていたみたいなんだけど、ともくんの強い要望で使うことに。
いざ削ってみたら、意外と深かったので、使ってヨカッタとのこと。
歯を削る(というか、表面をきれいにするヤツ)機械は、「ゴトゴト」で、詰め物の高さをみるのに使う赤いカーボンみたいな紙は、「カチカチ」という造語?で、ともくんは次々指示?を出す。
たしかに、名前わからないけど・・。
ともかく無事に終了で、次回は年末かな?
良いタイミング? [歯の治療]
ともくんが、数日前から、奥歯を気にしていた。
奥歯には金属の詰め物アリ。
これが、「プカプカする〜。」とのこと。
でも、口の中をのぞいても、ちゃんとくっついてるし、一部はずれてて、物を食べたときに付いて浮くのかな・・?
でも、口腔保険センターは、予約してもすぐには取れないし、なにより定期検診が来週入っているから、そこで診てもらう方が早いよ!ってなだめて検診当日。
午後からの予約だったんだけど、昼前にともくんが何かつまんで遊んでいる。
なに?金属?ま・・・まさか!!
やっぱり奥歯の詰め物だ!
あわててビニールに入れて保護!
「しみる?」と聞くと、大丈夫だというので、昼ご飯はなんとか反対側で噛むようにしてすませる。
で、保険センターへ。
衛生士さんに、金属渡して、「取れちゃいました。」
衛生士さん、「あ、いつですか?」
ハハ「今日。2時間くらい前です。」
衛生士さん、うける。
担当の先生とも同じ会話。
ともかく、奥歯をチェック!
大丈夫だったので、そのまま詰め物が使えることに。
ともくん「歯、ボンド付けようね。」
と、いうので、先生も、
「はい、今からボンド付けるからね〜。」
んで、無事接着。
どうせはずれるなら、検診前にはずれてラッキーだったなあ。
でも、反対側の奥歯に小さい虫歯が見つかったので、次回は本当に治療です(-_-)
全身麻酔で虫歯治療で死亡!? [歯の治療]
この前えんえんと、ともくんの歯の治療体験を書いていたら、こんなことが。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070706i413.htm
全身麻酔で虫歯治療の女児、急性心不全で死亡…山梨
http://www.sankei.co.jp/chiho/yamanashi/070707/ymn070707001.htm
虫歯治療で女児死亡 全身麻酔で心停止
記事には重度知的障害とあるけど、身体と違って、知的の場合、都道府県ごとに基準や段階がちがうんだよね。
で、山梨のばあい、
http://www.pref.yamanashi.jp/somu/shigaku/reiki/reiki_honbun/aa50011741.html
(障害の程度等)
第五条 知事は、前条第一項の規定による判定の結果を、次の各号に掲げる区分に従いそれぞれ当該各号に定める記号により、療育手帳に記載するものとする。
一 最重度又は重度の知的障害を有し、かつ、身体障害者福祉法施行規則(昭和二十五年厚生省令第十五号)別表第五号の一級又は二級に該当する者 A—1
二 最重度の知的障害を有する者(前号に掲げる者を除く。) A—2a
三 重度の知的障害を有する者(第一号に掲げる者を除く。) A—2b
四 中度の知的障害を有し、かつ、身体障害者福祉法施行規則別表第五号の一級から三級までのいずれかに該当する者 A—3
五 中度の知的障害を有する者(前号に掲げる者を除く。) B—1
六 軽度の知的障害を有する者 B—2
ほ〜、6段階なのね・・と思ったら、この一文
2 前項第一号から第四号までに掲げる者を重度知的障害者とする。
そうなると、重度知的障害があり・・といっても、かなり色々なケースが考えられるわけね・・。
もしかしたら、身体的な障害や持病もあったということかもしれないし。この記事だけではわからないけど。
産経の方の記事では、
「女児は4日、障害者医療を行う同センターに入院。5日の治療の際、口を開けるのを嫌がったため全身麻酔をかけた。」
とのことで、4日の時点では全身麻酔の予定ではなかったの?ならなぜ入院が必要だったの?でも全身麻酔の承諾書を取ったのは4日?
なんかこの文章おかしくない?もっと以前からの通院の時に口を開けなかったということだと思うんだけど。
続報がでるといいんだけど、なんだか障害者がらみの話って、それっきりになることが多いんだよな・・。
治療完了 [歯の治療]
最初は、動くのと緊張で全身汗だくだったともくん。
数ヶ月かかった治療の最後は、かなり落ち着いてできるようになった。
ちなみに、この口腔保険センターでも、全身麻酔の治療になる子もいる。
地域の通所施設の知り合いの子は、緊急性が高い状態だったので、全身麻酔で一気に治療したらしい。
でも、余裕があれば、普通に治療できるようになったほうが、絶対に良い。
一昨年からのともくん闘病で、大きな手術を乗り越えられたのも、ここでの経験が元になっていると思う。
一応の治療が終了して、今後は口腔保険センターの色々な先生に診てもらうようにした方が良いでしょうということで、最後にポラロイドで記念撮影してくれた。
んで、その後は3ヶ月に一回くらい定期検診に通っているけど、やっぱり永久歯の虫歯0ってのは難しかったなあ・・(^_^;)
父ちゃん、ともくんと二人でコーラのペットボトル買ってこないでね!(-"- )
ラバーダムって知ってる? [歯の治療]
ともくんの虫歯は、真っ黒で、かなり深そう。
カリスマ先生も、神経を取らないといけないかもしれないと言っていた。
治療には、口の中に脱脂綿を入れることなく、ラバーダムというらしいんだけど、ゴムのシートを四角い枠に張って、治療する歯のところだけゴムを切って出す。
このHPの2.の写真がわかりやすいです。
http://www11.plala.or.jp/mammie-dental/wayoftr.htm
これだと、例の嘔吐反射もおこらない。
欠点は、唾液がたまると、シートをめくって吸い取ってもらわないといけないことかな?
んで、治療の時、ともくんは好奇心旺盛なヤツだから、何でもさわりたがる。
普通なら、即手を押さえられるんだろうけど、ここは衛生面や安全性に問題ない部分で(柄とか)道具をさわらせてくれて、「これで、お口の中コリコリするからね。」とか見せながら説明してくれる。
これだけでも、本人の安心感はすごく増すみたい。
最初に、5とか10数える間治療することを伝えてくれて、「い〜〜ち、に〜、・・」と削りながらカウント。最後の5とか10が妙に長くなるのは誤差の範囲?(*゚ー゚)
結局、歯はかなり穴が開いていたんだけど、神経を奥に引き込むようになっていたので、神経は抜かずにすむことになった。
で、永久歯に生え替わるまでは、小さな金属冠が奥歯にずらり。
親教育から? [歯の治療]
ともくんの治療中、衛生士さんから、日頃の生活全般について聞き取りがある。
起床、就寝時間から、食事、おやつ、飲み物の取り方等々・・。
ともくんは、偏食がすごくて、牛乳が嫌いだから、飲み物がジュースになっていることが多くて、まずそこを指摘される。
ジュースは一日一回にして、あとはお茶(麦茶とか)にすること。
あと、歯磨き指導。
上下左右前とそれぞれ噛み合わせと側面裏表。一カ所につき、10ずつ数えながら磨く。
最初の相談の時、5まで数えられたら治療できると言われたと書いたけど、ようするに、5〜10カウントの時間の感覚を身につけると、その間削ったり等の治療ができるということがあるみたい。
んで、言われた通り、ジュースをお茶にしてみると、案外ともくんも納得して飲んでいる。
歯磨きも、どうにか順調。
今までパニック起こすから・・とか親が勝手に振り回されていた面も大きかったんだと反省。
ただし、ハハは自分の歯は自分で磨かないといけないので、二人分はしんどいぞ。
自分の歯が手抜きになって、今になってそのツケがどっと来ている(-_-)
とにかくこの時期は、行くと同じ聞き取りから始まるので、ずぼらなハハは精神的にかなりしんどかった。
しかし、このハハへの特訓の合間に衛生士さんが
「○○先生は、小児歯科の世界ではスゴイ人だから、絶対になんとかしてくれますからね!」
と、ささやく。
う〜〜ん・・カリスマ小児歯科医?ハニカミ小児歯科医?(ちがう!)
しかし、この全滅奥歯をどうにかできるんだろうか?
治療始まる [歯の治療]
一応、お断りしておきますが、この話はもう10年以上前のことなので、センターの初診のときのシステムとか、治療のスケジュールとかは大きく変わっている可能性が大です。
この「都立心身障害者口腔保険センター」では歯科医師や衛生士さんの研修を行っていて、その研修のチームに治療してもらうということで、毎週木曜日に通うことになった。
そうでないと、ここは毎週治療という予約がいれられないほど混んでいる。
通常なら、奥歯全滅のともくんの治療は何ヶ月かかることか・・。
研修といっても、それぞれの地域で診療をしている歯科医師・衛生士さんたちで、指導の先生が背後に控えているという状況。
本格的な治療の前に、歯のレントゲン写真を撮ることになった。
当然暴れるので、ハハが一緒に部屋に入るつもりでいたら、検査技師さんがともくんをだっこして入ってくれた。すっごくありがたいし、申し訳ない。
ともくんが、かなり緊張するのと、抵抗して暴れることを予想して、毎回全取っ替えできるように、着替えを持っていく。
通常の歯科医院と違って、ここでは研修の人+センターのスタッフと人手がそろっているので、多少動いても、縛ったり、ネットで押さえなくても、二人くらいで少し胴体や足を抱えるように制御することでなんとかなるのがありがたい。
しかし、ここは親が「治療してね、はい、おまかせ〜」ではすまないところだったのだ。つづく。
口腔保険センターへ [歯の治療]
二件目の歯医者さんも撃沈。
大学病院紹介の件をどう返事しようかと迷っていた。
そのころ、通園施設の看護婦さんが変わって、新しく来た人はやる気アリだった。
んで、成人の施設で歯の健康について講演会があったからと、プリントを作ってくれた。
そこに、講演に来た先生の肩書きに「都立心身障害者口腔保険センター」の名称が。
え?こんなんあるの?
でも、診察まで数ヶ月待ちだっていうし、うちからは一時間くらいかかるし・・でも、大学病院だって同じことだし、「心身障害者」とわざわざつけているくらいだから、何とかしてくれるかな?
そこでまず、電話予約。そしたら、大きな封筒が送られてきた。
中身は病院のパンフや、ともくんのそれまでの生育歴なんかを記入するモノ。
これに必要なことを書いて、まず相談という形。
診察台にともくんを座らせて、口の中を診てもらう。
ここの先生が言うには、「そんなに嘔吐反射ひどくないですよ。」
そうなの・・?(^_^;)
「こちらの話も聞けるし」
そうなんだけど、なかなか理解されない・・
「5までの数が数えられれば、治療できますよ。」
そ・・そうなの・・?
「来週から毎週木曜日に通ってこられますか?」
「はい!」
というわけで、治療が始まった。