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不思議な闘病記 [病気・医療・福祉]

 父ちゃんが病気をしてから、父ちゃんの仕事仲間の人が闘病記のブログを色々見つけて読むようになったらしい。で、こういうのがあったと父ちゃんにメールで知らせてくれる。
 父ちゃんは、長いブログをパソコンで読むと疲れるので、なぜかハハにそれを教えてくれて、ハハがあらすじを説明する。気が向いたら父ちゃんも読むという流れになることが多い。
 そんなふうにして、去年知ったブログに不思議なものがあった。
 個人ブログなので、タイトルやらここには書かないようにするけど、20歳の女の子が骨肉腫になった闘病記だった。なんで不思議かというと、病院名に「がん」がつくところの整形外科病棟に入院しているらしいのに、出てくるのは20歳前後の子ばかりで、しかも骨肉腫がやたら多い。もしかして、肉腫は全部骨肉腫という病名だと思っている?みんな抗がん剤やらやっているはずなのに、先生がおすしを買ってきてくれてこっそり食べたとか(白血球減っている人にナマモノか!?)、夜中にドライブ連れ出すとかあやしい医者が多い(笑)。病状がすすんでからは更新できなくなるので、「姉」にパスワードを教えたということで、最後の数回は「姉」が更新。
 へんだな〜、へんだな〜と思っていたら、巨大掲示板でも騒ぎになったらしく、その後ハハが見ていない間に炎上したらしい。
 そしたら、突然「姉」の告白で、実は妹が紙の日記に書いた物で、それをリアルタイムのように日付を変えて自分がずっと更新していたと。実際は小児病棟に入院していたと。
 それでも色々妙なところは多いブログだけど、こういうことってあるのか〜と思って検索してたら、こういうのを見つけた。

インターネット時代の「ニセ患者」
http://wiredvision.jp/archives/200106/2001060808.html
 病気のふりをしたり、病状を大げさに言ったり、自らわざと病気にかかったりといった、医学関係者の間で作為的疾患と呼ばれる疾患があるが、ミュンヒハウゼン症候群はその中で最も深刻なものだ。医師から「ブラックホールのような患者」、「救急治療室を渡り歩く者」、「心の掃き溜め」などと称されるミュンヒハウゼン症候群の患者は、自分が病気だということを証明するためならどんなことでもする場合が多い。
 『代理によるミュンヒハウゼン症候群』の場合は、病院に受け入れてもらうために我が子を虐待する。
 作為的疾患の専門家であるマーク・フェルドマン博士は、この病気のインターネット版を初めて知ったのは1997年だったと語る。オンライン支援グループで一緒だった人物にだまされた、という相談を数人から受けたのだ。
中略
 病気が作り話であることがオンライングループに判明した場合――たいていは投稿内容が矛盾していたり、事実関係に明らかな誤りがあったりしてばれる ――、その人に感情エネルギーを注ぎこんできた人々にとってその結果は、フェルドマン博士の言葉を借りれば「破壊的」だ。これはグループにとっても言えることで、その後グループは、「それでも信じる人」と「信じない人」とに分裂することが多い。


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Red bridge

昔、ラジオの深夜放送でも同じようなことがありったらしいです。ディスクジョッキーを務めた方が回想でお書きでした。番組名等は忘れましたが、余命僅かという重い病気の人からの病状を綴る手紙が何回か届いて皆で心配していた時にそのディスクジョッキーの人が何かのきっかけで住所を訪ねてみたら、ピンピンしていたらしいです。ネットの世界でおこるのも解かりますね。

by Red bridge (2009-04-03 00:14) 

tomo-haha

ああ、深夜放送ってそういうことがありそうですよね〜。でも、そのことは番組でリスナーに報告したんでしょうか?気になりますね。
by tomo-haha (2009-04-04 10:46) 

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