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巴里夫 [どうでもよくない話]

 今日は東京大空襲の日。ハハにとっては、中学の時に飼っていた猫の命日。
 昔は、漫画でよく戦争ものがあって、少女漫画だと、りぼんで巴里夫(ぱりおじゃなくて、ともえさとお)という人がよく描いていた。

 ある日、テレビで、超有名映画をやっていて、ハハはあれ?と思い、父ちゃんに、「昔巴里夫って漫画家がいてね、こういう漫画があったんだけど・・」と冒頭を説明。
 戦争から20年以上たった東京の(たぶん隅田川?)川底から白骨遺体が発見される。
 知人かもしれないと駆けつける中年女性。
 遺品らしき物の中から、さびたハーモニカを見つけ、初恋の相手と確信。
 泣き崩れる写真が新聞に掲載。女性の顔にはおおきなやけどの跡。
 女性は実は教師をやっていて、生徒たちからは「オールドミス」とからかわれている。新聞に載った事で、ますます増長してからかうガキども。
 女性は生徒たちに、戦時中の話を聞かせる・・。

 ということなんだけど、父ちゃん、「それってタイタニックじゃん」
 そう。ハハがテレビで見ていたのはタイタニック。
 最後は空襲で川に逃げて、恋人は彼女をかばって焼夷弾を受けて沈んで行くんだけど・・・。
 「やっぱしタイタニックじゃん!」

 タイタニックの脚本家がこれをパクったという可能性はほぼ0だけど、これ、なんていう漫画だったのかなあと思って、検索かけてみた。
 タイトルは「愛と炎」
 原作者がいて、東宝の助監督で後に脚本家なんだそうだ。
 ようするに、映画的な展開の一手法なのかもしれない。

 この漫画は、「ほるぷ平和漫画シリーズ」というのに収録されていて、学校図書館にもあったようで。今は絶版らしいけど、戦争体験のある漫画家の作品は、今後新作が出る可能性は低いのだから、どこかでまたきちんと出してほしいものです。

 参考
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/post_5.html

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